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[結果]△2008年Jリーグ第19節 vs 鹿島(カシマスタジアム)

鹿島 1 - 1 浦和

得点

40分 【鹿島】 小笠原
82分 【浦和】 田中達也

選手交代

62分 【浦和】 相馬 → 梅崎
73分 【浦和】 高原 → エジミウソン
76分 【鹿島】 ダニーロ → 中田
77分 【浦和】 永井 → エスクデロ
82分 【鹿島】 興梠 → マルシーニョ
88分 【鹿島】 本山 → 野沢

警告

09分 【鹿島】 小笠原
12分 【浦和】 田中達也
28分 【浦和】 鈴木
78分 【浦和】 坪井
89分 【浦和】 闘莉王 *警告状況

備考

39分 雷雨による中断66分間の中断(8時20分に再開)
39分 鹿島 オズワルド・オリヴェイラ監督→抗議による退席処分

コメント

ポジション取りや体の入れ方、ラインコントロールなどボール以外の場所での駆け引きが見所のこのカード。
見方によっては非常に面白いがなかなか試合が動かない。
試合前はそう思っていたがそうでも無かった。
雷雨による中断に水を差される事になったが、久しぶりに選手の闘う姿勢が前面に出た面白い試合となった。

高原と田中達也の2トップの下に永井を添え、相馬・平川でサイドを、阿部と啓太で中盤を固める。この試合キャプテンとなった闘莉王の両脇を坪井と堀之内で固めた3バック。

出だしから両チームとの球際は厳しく、この試合に対する意気込みを感じる。
浦和レッズは1-2からのサイド攻撃、特に左サイドからの攻撃を徹底していた。

5分からは若干受け気味になるも、「FirstOffence=DF」というエンゲルス監督の言葉を体現するように、DFがボールを持つと前が動く→ワンツーでサイドを突破という意図がしっかりと見えた。

13分には鹿島のコーナーキックのこぼれ球を高原が拾い前を向いたところを本山が体ごと止めに行ったシーンでは高原が大激怒。
球際は激しく、ワンプレー毎に選手間で確認・修正。
声も良く出ており、プレーもそうだが、選手の意気込みというのが随所に表れていた。

20分には平川→(サイドチェンジ)→相馬→(中央へ)→高原→(落として)→平川→Shot!というナイスなシーンも見られた。
エンゲルスの言う、「守備は中から外、攻撃は外から中」という基本に忠実にじっくり攻めていた。

しかし、26分過ぎには雨脚が強くなり、ゴール前の決定的シーンで坪井が滑ってこけるなど完全に雨モードの試合運びへ移行。
その後、豪雨へと変わり、激しい雷雨となって中断。
中断自体は構わないが、浦和レッズにとって不安な立ち上がりが、前半・後半に加えて中断明けの3回に増える事に若干の心配が・・・。

1時間強の中断の後、前半残り7分を再開する訳だが、不安は的中。
中後の右からのクロスをダニーロに落とされて後ろから来た小笠原に決められる。
立ち上がりの集中が難しいところを見事に突かれてあっさり失点。
前半の残りも終始鹿島ペースで浦和は防戦一方。
これが後半の立ち上がりだったらと思うとゾッとする・・・。

交替無しで迎えた3回目の立ち上がりはそう悪くはなかった。
2分、鈴木啓太から中央左へのパスは阿部がトラップできなかったが良い試み。
でも自分でシュートしても良いんだよ・・・。
それにしてもピンチの芽を摘む献身的なプレー、機を見た執拗なチェイシング。
鈴木啓太はどうやらスイッチが入ったようだ。

8分には田中達也が追い、啓太が続く、阿部が続く・・・。
田中達也は最後までもつのか心配なくらい、啓太のチェイシングは昨年のACLを彷彿とさせる、永井・相馬と次々とプレッシャーをかける。
そうだよ、そうだ、これだよ、これなんだよ。

17分には相馬が梅崎と交代したが、左サイドで効いていただけに相馬は凄い不満そう・・・。
たぶん、誰を替えても、気持ちの入っていた一戦だけに納得はしないだろう。
誰を替えても、誰を出さなくても。

20分には中盤で達也が奪い、間延びした鹿島に時間と手数をかけない攻め。
4-4-2に変えたのか?永井・平川で右サイドを突破し、中央には阿部も駆け込む。
永井をエスクデロに代えて迎えた30分過ぎには完全に浦和ペース。
両サイドが高く、サイドでは2対1を作り出すシーンが多く、右に左に攻め立てる。
エスクデロが中央で効きまくり。
倒れない・獲られない・右に左にボールを振って攻め立てる。
37分にはエスクデロから右に開いたエジミウソンへ、エジミウソンからのクロスにエスクデロが飛び込み、流れたボールを達也が体で押し込んで同点に。

浦和レッズは勝つ気マンマンの逆転ムード。
全員守備の全員攻撃。
坪井も点を獲りに行く、チームがまとまった後半終了間際でした。

選手が去った後だったが「WE ARE REDS!」コールも一時復帰し、引き分けとはいえ、気持ちだけじゃない価値ある一戦でした。

これで今年の鹿島との戦績は1勝1分。
今後はもう鹿島との対戦は無い。
これがどういう意味かをしっかり理解しないといけない。

最後に1つ。
スタンド内は禁煙です。

参考

21日のホーム川崎戦で1-3の惨敗後、指揮官はサポーター代表4人と約3時間の緊急会談。内容・結果・闘志の3条件を突き付けられる異常事態に発展した。負ければ監督去就問題に発展する危険性も浮上し「結果が出なければついて来ない部分もある」と田中達は責任を痛感していた。試合を66分間中断させた記録的な雷雨にも負けず、鼓舞を続けた巨大サポーターもエンゲルス政権初となる聖歌「ウィ・アー・レッズ」を解禁。「背番号11」はゴールと運動量でスタンドとのきずなを再び結び付けた救世主となった。